ホームセンターで買った材料で雨樋修理は可能？やり方や注意点を解説｜神戸市の一般住宅や公共施設の雨漏り対策はティオ

2024年03月14日

近年のDIYブームも手伝い、雨樋の修理を自分で行なう方も増えています。

雨樋は屋根に降った雨を集めて地上に落とす設備ですが、破損したまま放っておくと雨漏
りの原因にもなります。
雨樋は単純な設備のように思えますが修理にはコツが必要です。

本記事では、雨樋をホームセンターで材料を買ってDIYで修理する方法や業者に頼む基準
などを解説します。

ホームセンターに売っているもので雨樋の修理は可能か？

近年、ホームセンターにはさまざまな家の設備が販売されています。
大きなホームセンターならば、雨樋の樋や金具なども販売されているところも多いです。

ここでは、ホームセンターで販売されている材料で雨樋の修理が可能かどうかを解説しま
す。

雨樋のひび割れの修理等は可能

DIYでも雨樋のひび割れをテープで塞ぐ、雨樋を支える金具の締め直しなどの軽度な修理
は可能です。
雨樋は軒どい・縦どい・エルボ・寄せ枡など複数の部品から成り立っており、部分交換も
できます。

しかし、雨樋の壊れた部分を自力で取り外したり新しい部品を部分的に交換したりするの
は、DIY初心者にはとても難しいです。
雨樋は屋根に降った雨を集めて地面に排出する重要な設備です。

雨樋が壊れたら、屋根からしたたった雨が壁からの雨漏りの原因となる可能性があります
。
雨樋が壊れたらDIYで応急処置をして、業者に修理を依頼しましょう。

雨樋の交換は難しい

DIYで雨樋を交換したい場合、ホームセンターで販売されている雨樋の部品を一式買いそ
ろえ、自宅に合わせて切ったりつないだりしなければなりません。

屋根は1軒ずつ形や大きさ、雨樋が通っている場所が違います。
そのため、ホームセンターではｍ単位で雨樋の部品が販売されており、自分で切って調整
します。

また、雨樋は1階部分であっても設置や撤去に2m程度の脚立が必要です。
2階部分の雨樋を交換したい場合はさらに高所での作業が必要になるため、DIYで完璧に修
理するのは難しいでしょう。

無理に修理しようとすると、転落事故などを起こす恐れもあります。

DIYで雨樋の修理をすると安くすむ？

DIYで雨樋を修理したい理由に、「業者に依頼するより安くすむ」といった理由を挙げる
方も多いでしょう。
確かに、DIYで雨樋を修理や交換をすれば人件費や作業料はかかりません。

しかし、修理や交換に必要な道具をすべて揃えるとそれだけでも万単位の出費になります
。
そのうえ、DIYで修理を試みてできなかった場合、改めて業者への修理依頼が必要なため
、余計に費用がかかります。

DIYが趣味で、今まで家の修理をほとんどDIYでやってきたといった方以外は雨樋の交換や
修理を自分で無理に行わず、業者に依頼しましょう。

雨樋の不具合を放置しておく危険性

雨樋は何のためにあるのかよく分からない方も珍しくありません。
雨樋が壊れても、家の中ですぐに不具合が発生することもないでしょう。
あっても雨水があふれて壁を叩く音がうるさいくらいです。

しかし、雨樋の不具合を放置しておくと家に重大な不具合が生じる恐れもあります。
ここでは、雨樋の不具合を放置しておく危険性を紹介します。

雨漏りが発生する恐れがある

雨樋は、屋根に降った雨を集めることで壁に雨が直接伝わらないようにしています。
壁に雨が当たりっぱなしだとカビが生えたり雨漏りが発生しやすくなったりする恐れがあ
ります。

壁からの雨漏りはじわじわと染み入るような形で発生する場合があり、発覚までに時間が
かかる場合もあるでしょう。
そのため、発覚したときには壁材の内部にカビが生えたりシロアリが巣くっていたりする
恐れもあります。

壁の傷みが激しいと、修理をしても家自体の寿命が短くなる恐れもあります。

美観が損なわれ騒音問題が発生する恐れがある

雨樋が壊れており、軒からぶら下がったままだったり穴が開いてそこか雨水が漏れたりす
れば、家の美観が損なわれます。

また、雨が激しい場合かなり大きな音が発生する恐れもあるでしょう。
雨樋が壊れた箇所によっては、自宅内ではそれほど影響がなくても近隣の家から騒音の苦
情が入る可能性もあります。

特に、都市部の住宅密集地はご近所問題に発展するおそれもあります。
このほか、勢いよく屋根から落ちた雨水が跳ね返って外壁に泥汚れを残すといったトラブ
ルが発生する場合もあるでしょう。

雨樋の不具合は専門業者への相談がおすすめ

雨樋の不具合は、専門業者への相談がおすすめです。
実績が豊富な業者に依頼すれば、雨樋が部分修理でよいのか全体的な交換が必要なのか点
検してくれます。

また、屋根修理も行っている業者ならば屋根の点検の依頼も可能です。
雨樋の不具合がある場合、屋根も傷んでいる可能性があります。

屋根の傷みも放置しておくと雨漏りが発生する恐れがあるので、築10年以上の家で一度も
屋根修理を行っていない場合は、雨樋の不具合修理のついでに屋根の状態もチェックして
もらいましょう。

不具合があっても、早期発見すれば部分的な修理ですみます。

まとめ

本記事では、ホームセンターで販売している材料を使ってDIYで行なえる雨樋の修理内容
や、業者に雨樋修理を依頼するメリットを紹介しました。
雨樋は目立つ設備ではありませんが、家を長持ちさせるために重要なものです。

雨樋の破損や不具合を放置していると、家そのものの寿命を縮めるおそれがあります。
雨樋の不具合は早めに専門業者に依頼しましょう。