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雨漏りの対策するベストタイミングはいつ?修理の目安と共に解説
2024年02月13日
雨漏りは屋根トラブルのなかでは最も起こりやすく、放っておくと家全体の寿命に影響します。
雨漏り対策をするタイミングや、雨漏りを放っておくデメリットを知りたい方もいるでしょう。
この記事では、雨漏り対策を行うタイミングや雨漏りを放っておくデメリットなどを解説します。
屋根の状態が気になる方は参考にしてください。
雨漏り対策が必要なタイミングとは?
はじめに、住宅の雨漏り対策が必要なタイミングを紹介します。
雨漏りは、天井から間断なく水滴が落ちてくるようなイメージを持っている方も多いでしょう。
しかし、雨漏りは深刻な被害が出るまで分からないケースも珍しくありません。
だからこそ、時期を決めた対策が必要になる場合もあります。
雨漏りが疑われるとき
雨漏りが激しいと天井からポタポタと水滴が垂れてくるケースもありますが、建築技術が進んだ現在はじわじわと天井に水染みが広がるように雨漏りする場合もあります。
したがって、以下のような症状が出る場合は雨漏りが疑われるので対策が必要です。
・天井のクロスに水染みができている
・天井のクロスにカビが生えてきた
・部屋がカビ臭い
・部屋の湿度が上がっている
特に、雨の降り終えたあとに染みが広がっている場合は、雨漏りが発生している可能性がとても高いので早急な対策が必要です。
放っておくと天井裏がカビだらけになったり建材が腐食したりする場合があります。
雨樋などの不調が見られるとき
雨樋は屋根に降った雨を集めて地面に流すための設備です。
雨樋が不調だと雨が樋からあふれて雨漏りの原因になる可能性があります。
屋根や外壁は防水加工がされていますが、短時間に激しい雨が屋根や壁にかかると防水加工が役に立たない場合もあります。
雨樋がつまったり壊れたりしていると、集まった雨が激しく屋根の一部や壁にたたきつけられる場合もあるでしょう。
このような状態が長く続くと、雨漏りが発生する場合があります。
雨漏り対策として、一刻も早く雨樋の不調を直しましょう。
家が建ってから10年以上が経過したとき
外壁や屋根の塗装をしてから10年がたつと、劣化が目立ってきます。
外壁や屋根は塗装や防水加工によって防水性を持たせているので、塗装や防水加工が劣化すれば雨漏りする可能性も出てくるでしょう。
また、屋根材や壁材の一部が劣化してひび割れたり一部が破損したりする場合があります。
新築で家を建てたり購入したりした場合、10年を過ぎたら一度屋根や壁の状態をチェックしてもらうのがおすすめです。
雨漏りはなくても劣化部分が見つかるかもしれません。
早めに発見できれば部分修理で済み、費用も抑えられます。
台風などのあと
雨漏りは屋根材や壁材の劣化によって起こる場合もあれば、屋根に飛来物がぶつかって破損して発生する場合もあります。
台風や強風のとき、屋根に飛来物がぶつかって急に雨漏りする事例は決して珍しくありません。
風の力は予想以上に強く、台風が直撃した場合は大型で重量があるものも屋根にぶつかる恐れがあります。
雨漏りが起こらなくても、屋根材が破損している場合があります。
屋根に何かがぶつかったような音がした場合や、屋根材の破片が地面に散らばっていたような場合は、早急に屋根の状態をチェックしてもらいましょう。
早く対処すれば雨漏りを未然に食い止められます。
雨漏りの対策を怠るデメリットと早期に対策を立てるメリット
ここでは、雨漏りの対策を怠るデメリットと早期に雨漏り対策をするメリットを紹介します。
雨漏りの検査や修理には費用がかかります。
雨漏りで実際に被害が出るまで検査の必要性を感じられない場合もあるでしょう。
しかし、雨漏り対策をしないともっと大きな被害につながる場合もあります。
雨漏りを放置すると家の寿命が短くなる恐れがある
雨漏りのなかには、屋根材の隙間から屋根裏に雨水が入り込んでじわじわと建材を腐食させるケースもあります。
屋根の建材が腐食したりカビが生えたりすると、大がかりな修繕が必要です。
場合によっては、屋根の葺き替えが必要になるケースもあるでしょう。
なかなか雨漏りに気づかなかった場合、建材の腐食やカビが広範囲にまで広がり家そのものの寿命が短くなる可能性もあります。
木造一戸建ての家にとって、雨漏りは家の寿命を縮める大敵です。
おかしいなと思ったらできるだけ早く対策しましょう。
雨漏り対策を早めに対応すると修理も簡単で済む
雨漏りを早期発見できれば、修理も短期間かつ簡単に済む場合も多いです。
屋根の場合は屋根材の一部交換や、棟板の修理などで終えるケースもあるでしょう。
雨漏りを長年放置すると、屋根を支える建材そのものが腐食して修理が大規模になる可能性もあります。
屋根の大規模な修繕は、100万円単位の費用がかかります。
また、住みながらリフォームができない場合は引っ越し費用や別の家を借りる費用なども必要です。
家をメンテナンスする費用を抑えるためにも、早めに対策を立てましょう。
まとめ
この記事では、雨漏り対策を立てるタイミングやメリットを紹介しました。
雨漏りは、天井から水が落ちてくるような派手なものばかりではありません。
むしろ、じわじわと染み出すような雨漏りが長く続き、建材を腐食させてしまう例の方が多いのです。
雨漏りが疑われる場合は、家を建てて一定の年数が経過したら雨漏り対策を早めに立てましょう。