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防水工事の吹付け工法とは?アパートの防水工事におすすめの理由も紹介
2023年11月21日
アパートには防水工事が必須です。
防水工事にはいくつかの工法がありますが、アパートの防水工事に適しているのは吹付けといわれています。
本記事では、防水工事における吹付け工法の概要やアパートに適している理由を紹介します。
アパートの防水工事を検討している方は、参考にしてください。
防水工事なら吹き付け!アパートになぜ向いている?
はじめに、吹付け工法による防水工事がアパートへの施工に向いている理由を紹介します。
防水工事は、吹付け工法の他には手塗りがあります。
2つの違いも紹介するので参考にしてください。
広い面積に素早く均一に塗布できる
吹付け工法は、スプレーガンに塗料を入れて霧状に噴射して塗布する方法です。
プラモデルなどの塗装にも使われる器具ですが、広い面に素早く均一に塗布できるのがメリットがあります。
アパートは一戸建てに比べると壁面が広いため、吹付け工法で効率的に塗装ができます。
なお、吹付け工法は塗料が広範囲に飛び散りやすいデメリットもあります。
しかし、マンションの敷地は余裕があるところが多いので、問題になりにくいでしょう。
一方、手で塗料を塗る手塗り工法は、塗る面積が狭い一戸建てに適しています。
手塗り工法は塗料が飛び散りにくいので、住宅密集地にある家を塗装する場合でも使えます。
費用が抑えられる
吹付け工法は少ない人数で広い面積を効率よく塗装できます。
吹付け工法による防水工事の費用相場は、1㎡あたり1,000~2,000円と手塗り工法の半額程度です。
もちろんこの費用はあくまでも目安です。
工事を行なう業者やマンションがある場所、使う塗料の種類などによって異なります。
しかし、マンションは壁の面積も広いものです。
一戸建てと同じ工法だと工費が嵩みます。
したがって、吹付け工法のほうがおすすめといえるでしょう。
なお、防水工事の費用は塗料によっても変わります。
最初に予算を決めておき、その範囲で業者におすすめの塗料を照会してもらってください。
仕上がりがきれい
アパートは壁面が広いので、塗りむらがあると目立つとよくありません。
手塗り工法に比べ、吹付け工法は広い面積の仕上がりが均一になりきれいなため向いています。
仕上がりは、アパートの印象を決める大切なものです。
見た目が良いアパートのほうが、入居率が上がる可能性も高いため、外壁の塗り方にはこだわりましょう。
防水工事の吹き付けをアパートが定期的に必要とする理由
アパートは木造や鉄骨造などいくつかの種類があります。
しかし、建材自体に防水効果はありません。
そのため、防水工事をして雨風からアパートを守る必要があります。
防水工事に使われる塗料などは建材よりも寿命が短いので定期的な塗り替えをせねばなりません。
以下では、防水工事が定期的に必要な理由を3つ紹介します。
ぜひ参考にしてください。
漏水が発生するリスクを減らせる
防水工事をしっかり行なっていれば、漏水のリスクを減らせます。
漏水は、アパートで大きな被害が出やすいトラブルです。
漏水は、トイレの逆流や排水管のつまりなどいろいろな原因があります。
ベランダからの漏水も、珍しくありません。
例としてベランダの排水口が落ち葉などで詰まり水が流れなくなるケースや、大量の水を一度に流して漏水が起こる場合があります。
防水工事をしていれば、漏水が発生しても被害が最小限に食い止められる可能性も高まります。
ベランダとはいえ大量に漏水すれば大きな被害が発生しかねないものです。
入居者離れにつながらないよう、できる対策は取っておきましょう。
見た目の悪化を防ぎきれいなアパートにする
塗膜(塗装)防水工事は、防水機能がある塗料を壁や屋上に塗布する工事です。
外壁塗装、屋根塗装としておこなうケースもあります。
塗装が剥がれてくると、建物はどうしても見た目が悪くなりがちです。
入居率にも悪影響が出る恐れもあるでしょう。
築年数が経ったアパートでも、外見がきれいならば入居率が上がりやすい傾向にあります。
見た目をきれいにするためにも、塗装は頻繁におこないましょう。
塗装の色を変えれば、アパートの印象がまるで変わります。
暗い色だった外壁を白系に変えるだけで、一気に印象が明るくなる場合もあるでしょう。
定期防水で劣化を防ぎ資産的な価値を高める
防水工事はアパートの資産価値を長期に維持してくれるメンテナンス方法です。
雨水がアパートの壁の内側や屋上の床下まで染みこめば、建材にサビや腐食が発生します。
アパートの大幅なリフォーム(リノベーション)や建て直しは、一戸建てより多額な費用がかかるため、おいそれとは行なえません。
アパートを長持ちさせるためには、小まめなメンテナンスをすべきです。
防水工事はアパート建材内部の腐食やサビを予防し、老朽化を抑えます。
アパートを一棟丸ごと売却したい場合も、状態が良いほうが高値が付きやすいでしょう。
まとめ
アパートの防水工事は、定期的に行なうべきメンテナンスです。
中古で購入したアパートはもちろんのこと、新築でマンションを購入した場合も15~20年ごとに一度は防水塗装を塗り替えましょう。
吹付け工法ならば、少ない人数で広い面をきれいに塗れます。
依頼する業者は、アパートの防水工事の経験が豊富な業者に依頼してください。
複数の業者に見積もりを作成してもらえれば、地域の相場もわかります。