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天窓から雨漏りする原因は?修理費用の相場や火災保険について解説
2023年10月20日
天窓からの雨漏りは、そのままにしておくと屋根全体に被害が広がる可能性があります。
費用をかけたくないと修理を後回しにした結果、大がかりな工事が必要になる場合もあるでしょう。
今回の記事では、天窓から雨漏りする理由や費用相場、火災保険の適用について解説します。
天窓からの雨漏りに悩んでいる方の参考になるため、ぜひ最後までご覧ください。
天窓からの雨漏りで考えられる5つの原因
天窓からの雨漏りは、主に5つの原因が考えられます。
1.パッキン・エプロンなどが劣化する
2.施工時の不具合がある
3.ゴミや落ち葉が詰まる
4.窓ガラスが割れている
5.サッシが劣化する
原因によって必要な対応が変わります。
それぞれ詳しく解説します。
①パッキン・エプロンなどが劣化する
天窓のフレームとガラスの間にあるパッキンや、フレームの継ぎ目に使用されるコーキング(シーリング)は、時間の経過とともに劣化します。
劣化すれば隙間が生じ、そこから雨水が入ってきます。
天窓は紫外線を浴びるため、劣化が進みやすい環境です。
また、天窓は雨水が入り込まないよう、防水シート・防水テープ・エプロンなどで対策がとられています。
これらが劣化すると、破れた防水シートやテープの隙間、エプロンに空いた穴から雨水が入る可能性があります。
雨漏りで屋根全体に水が染み込むと、脆くなる危険性もあるため注意が必要です。
②施工時の不具合がある
一般的に、雨漏りは築10年以上経ってから発生するといわれており、新築時から雨漏りする場合は、施工不良・不具合が考えられます。
新築なのに雨漏りしている場合は、工務店・ハウスメーカーに連絡して対応してもらいましょう。
基本的に、築10年未満の建物であれば「住宅の瑕疵担保責任保険制度」の対象となり、修理費用の負担は必要ありません。
③ゴミや落ち葉が詰まる
天窓のまわりに落ち葉や枝、ゴミが溜まってしまうと、大雨が降った際に詰まって雨漏りするケースがあります。
本来、天窓のまわりには雨水が流れるよう通路が設けられていますが、詰まってしまっては正常に機能しません。
また、ゴミの詰まりが原因の場合、屋根の下地を劣化させる危険もあり、注意が必要です。
④窓ガラスが割れている
風の強い日に飛来物で窓が割れるケースがあります。
また、網入りガラスの網が気温差で膨張して、ガラスにヒビが入ったケースもあります。
大きなヒビなら目で見て確認できますが、細かなヒビは見えにくく、気づくのに時間がかかるでしょう。
天窓のガラスは元々強固なものが多いため、ガラスのみの交換は簡単ではありません。
そのため、天窓交換になるケースもあります。
⑤サッシが劣化する
天窓のサッシも、時間の経過とともに劣化する部分です。
築年数が古い建物の場合、サッシが劣化している可能性も考え、点検してもらうとよいでしょう。
サッシが傷んでいる場合は、部分的なパーツ交換では対応しきれず、大がかりな補修が必要なケースもあります。
その分、費用も高額になります。
天窓の雨漏り修理にかかる費用相場
天窓の雨漏りを修理する場合、内容別の費用相場は以下のとおりです。
補修内容 |
費用相場 |
コーキング補修 |
20,000~50,000円 |
エプロンの交換 |
約70,000円 |
防水シートの交換 |
60,000~150,000円 |
天窓周辺の掃除 |
20,000~50,000円 |
天窓ガラスの交換 |
60,000~100,000円 |
紹介した相場は、足場代を含まない費用です。
屋根の傾斜がきつくハシゴで登れない場合、足場代が上乗せされる可能性があります。
また、ガラスを交換する場合、築年数の古い建物に使われている天窓は規格が変わっている可能性があります。
そのため、交換できるガラスや部品がなく、天窓全体の交換が必要になる可能性もあるでしょう。
天窓の雨漏り修理は火災保険が適用できる可能性あり
台風による強風など、自然災害による被害は火災保険が適用できる可能性があります。
3年以内であれば補償対象です。
自然災害による雨漏りだと証明するため、書類の提出や被害説明などが求められます。
加入している保険によって条件が異なるため、確認してみましょう。
雨漏りを防ぐ!天窓のメンテナンス
天窓からの雨漏りを防ぐには、定期的なメンテナンスが効果的です。
シーリングなどの劣化に早く気がつけば、雨漏りが起きる前に対応できます。
「今は特に困っていないから」と、メンテナンス費用をもったいないと考える方もいるでしょう。
しかし、不具合が発生してから対応するより、結果的に費用を抑えられる可能性もあります。
天窓まわりの掃除を行い、落ち葉やゴミを溜めないよう意識するのも大切です。
天窓の雨漏りはDIYより業者が安心な理由
天窓の雨漏りは、業者に依頼する方が安心です。
DIYは修理にかかる費用を抑えられますが、天窓のような高所での作業には危険がともないます。
また、専門的な知識・技術がない状態でのDIYは、雨漏りの悪化・再発のリスクもあります。
どこから雨漏りしているか見極めるには、専門知識が必要です。
水が垂れてくる場所が直接の原因とは限らず、一時的な補修が別の場所の被害を大きくしてしまう危険性もあります。
DIYで状態が悪化した場合、かえって修理費用がかさんでしまいます。
はじめから業者に任せた方が、結果的に安くすむ可能性もあるでしょう。
まとめ
天窓からの雨漏りを含め、不具合を放置しておくと、屋根やほかの部分にも被害が及ぶ可能性があります。
早く発見し、対応すれば被害も修理費用も抑えられます。
専門知識と、雨漏り修理の実績がある業者を選んで、調査や修理を依頼しましょう。
株式会社ティオは、雨漏り工事の実績が豊富です。
見積り無料ですので、気軽にご相談ください。