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雨漏りが漏電火災を引き起こす?その原因と対処方法を解説

2023年06月15日

雨漏りは屋根トラブルの中でもよく発生する事案です。
家の配線によっては、漏電が起こる可能性があります。

漏電を放置しておくと火災が発生する恐れもあるでしょう。
今は技術が進歩して漏電が起こる可能性が低くなっていますが、それでも発生しないとは限りません。

この記事では、雨漏りで漏電が発生し火災の恐れが高まる理由を解説します。

雨漏りが漏電火災を引き起こす?その原因と対処方法を解説

雨漏りで漏電や火災が発生するメカニズム

はじめに、雨漏りが発生するとなぜ漏電や火災が発生するのか、そのメカニズムを解説します。
技術の進歩によって漏電はめったに起こらなくなりました。
しかし、一度発生すると大事故に発展する恐れもあり危険です。

屋根裏に配線が通っていると雨漏りの危険性が高まる

一戸建ての場合、屋根裏に配線が通っている家があります。
雨漏りは屋根から少しずつ水が染みこんで屋根裏を伝い、長い時間をかけて天井から染み出してやっと発覚するケースも多いです。

その間に配線が水浸しになり、絶縁体が劣化し水と配線本体が接触すると漏電が発生する恐れがあります。
屋根裏にブレーカーがある場合は、ブレーカーに水がかかって漏電する可能性もあるでしょう。

雨漏りが長期になるほど漏電の可能性が高まる

今日では多少水がかかった程度なら、配線もブレーカーも漏電する可能性は低いです。
しかし、雨漏りが長期にわたって続いた場合、絶縁体やブレーカーの安全装置が劣化する恐れがそれだけ高まります。

雨漏りと聞くと、水が大量に天井からしたたり落ちるイメージがあります。
しかし実際のところ、現在の住宅は造りがしっかりしているため、少量の水が少しずつ染み入る形で雨漏りするケースが多いです。

そのため、雨漏りに年単位で気づかない場合もあるでしょう。
漏電でようやく雨漏りに気づいたといったケースもあります。

漏電が火災を引き起こすメカニズム

漏電すると、電気が漏れて放電やスパークが起こる可能性があります。
コンセントにプラグを入れると火花が散るときがありますが、それが頻繁に起こる恐れもゼロではありません。
火花が散ったときに屋根裏のほこりに火がつき、それが火種となって火災が起こるケースもあるでしょう。

漏電すると「抵抗発熱」で、金属部分などが発熱する場合もあります。
そこにほこりなど軽くて発火するものが付着すれば、火事を起こしかねません。
屋根裏は、掃除も人目も行き届かない場所です。
そのため、火が激しくなるまで火災に気づかれないケースも多くあります。

漏電が起こっているか確かめる方法

漏電は、放っておくと火災以外にもさまざまな不具合が発生するものです。
そのため、早急に対処しなければなりません。
ここでは、自宅で漏電が起こっているかどうか確かめる方法を紹介します。

ブレーカーの落ちる頻度

ブレーカーは、漏電が発生している恐れがあると検知すると、電気を落として火災などの事故を未然に防ぎます。
電気の使い過ぎなどでも落ちる場合もあるため、単にブレーカーが落ちただけでは、それほど慌てる必要はありません。

しかし、ブレーカーが頻繁に落ちる場合は、漏電などの不具合が起きている可能性があります。
特に、雨が降るとそれほど電化製品を使用していないのにブレーカーが落ちる場合は、漏電している可能性があるでしょう。

金属部分に静電気が発生している

漏電していると、金属部分が帯電する恐れもあります。
冬でもないのに金属部分に触ると静電気がひどい場合は、漏電している可能性が高いです。
最近急に静電気がひどくなった場合は、季節に関係なく一度電気工事会社に配線の様子などを見てもらってください。

照明部分から漏水している

照明は、天井裏に配線を行っている場合がほとんどです。
照明部分から漏水している場合は、雨漏りの水が配線をたどって天井からしたたり落ちている可能性が高いといえます。

そのため、照明から漏水している場合はその原因を必ず確かめましょう。
雨が降ると漏水し、雨が止むと漏水が止まる場合はほぼ確実に雨漏りをしています。
至急対処が必要です。

漏電している可能性が高い場合は?

漏電している可能性が非常に高い場合は、至急ブレーカーを落として電気の通電を止めましょう。
そのまま通電していると短時間で火災が起こる恐れもあります。

また、漏電を個人で止めようとしてはいけません。
電気工事は、その規模にかかわらず電気工事士の資格がないと行えないからです。

電気工事の資格を取得していても、実績がない場合はプロに任せたほうが賢明です。
最寄の電気工事会社に連絡して、漏電している可能性が高いと相談すれば、すぐに検査をしてくれます。

雨漏りで漏電している場合は至急対処を

漏電の原因が雨漏りの場合は、配線を交換してもすぐに同じように漏電する恐れがあります。

まずは雨漏りを止めましょう。
雨漏りの修繕工事は業者が行ってくれます。
実績があって口コミ評判がよい業者に依頼すれば、まず間違いないでしょう。

少しずつ雨漏りが発生している場合は、雨漏りの場所の特定にも時間がかかるケースもあります。
できるだけ早く業者に依頼し、調査してもらいましょう。

まとめ

技術の進歩により、電気はとても安全に使えるようになりました。
その一方で、漏電になかなか気づけないケースも増えています。

雨漏りによる漏電火災は決して珍しくはありません。
天井裏の出火は気づくまでに時間がかかる場合もあります。
何かおかしいなと思ったら、念のために検査をしてもらいましょう。

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