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アパートから雨漏り発生!原因と対処法・やってはいけない対応を解説
2023年09月22日
雨漏りは一軒家のみで発生すると思われがちですが、アパートでも発生する可能性は十分にあります。
雨漏りを放置してはいけませんが、賃貸物件の場合は雨漏りを止めるためとはいえ、勝手にやってはいけない対処法もあります。
今回は、アパートで雨漏りが発生した場合の対処法や注意点を紹介するので、アパートに住んでいる方は参考にしてください。
アパートで雨漏りが起こる原因を紹介
アパートで雨漏りが発生する原因は複数あります。
今回は、その中でも特に原因となりがちな以下の4つを紹介します。
1.屋上の床が劣化している可能性
2.配管などの設備が破損している可能性
3.窓・壁などの経年劣化による可能性
4.自然災害による可能性
これからアパートを借りる予定の方も参考にしてください。
1.屋上の床が劣化している可能性
アパートの雨漏りも、一戸建て同様屋根の劣化で雨漏りが発生するケースが多めです。
アパートの屋根にはさまざまな形状があり、戸建て住宅と同じ「へ」の字型の切妻屋根もあれば、最上部が屋上となっているところもあるでしょう。
どのような屋根であれ、劣化して建材の破損や塗料の剥げなどが発生すれば雨漏りが起こります。
この場合、最上階の部屋が最も雨漏りしやすいですが、雨漏りの箇所や規模によっては中層階でも発生する可能性もあります。
2.配管などの設備が破損している可能性
アパートの壁にはいろいろな配管が通っています。
また、天井の裏にも上階の配管が通っているため、それらの配管が破損したり詰まったりすると雨漏りそっくりの症状が発生します。
配管の破損や詰まりは経年劣化で発生する場合もあれば、入居者の手入れ不足や過失でも発生するので、新築の物件でも発生するかもしれません。
ある日突然大量の水が天井から降ってくる場合もあります。
最上階以外で最も発生しやすい雨漏りが配管の破損です。
3.窓・壁などの経年劣化による可能性
窓や壁が経年で劣化しても雨漏りが発生します。
外壁からの雨漏りは、塗装の劣化によって発生する可能性が高いでしょう。
一方、窓からの雨漏りはサッシの劣化や窓枠自体の歪みによって発生します。
どちらも、経年による劣化が原因です。
窓や壁からの雨漏りは結露と間違える方も多く、発見までに時間がかかる場合もあります。
そのため、発覚したときは窓まわりや内壁が腐食したりカビが生えたりしている場合もあるでしょう。
壁からの雨漏りは発生源が分からないところもあるなど、雨漏りの中でも厄介な部類です。
自然災害の可能性
台風をはじめとする自然災害で、アパートが大きな被害を受けて雨漏りが発生するケースもあります。
特に、台風で飛来物や屋根にぶつかると、一瞬で屋根材が破壊されて雨漏りする場合もあるでしょう。
このほか、下水が逆流して配水管が破損し、雨漏りのように天井から漏水するケースもあります。
大型の台風やそれにともなう水害などが発生した場合は、万が一への備えが大切です。
アパートで雨漏りが発生したら?
アパートで雨漏りが発生したら、大家さんや管理会社に即連絡しましょう。
アパートの上階から漏水が発生しているような感じで天井から水が垂れてくる場合は、上階の住人にも連絡してください。
雨漏りが続いている場合は、バケツなどで水を受けて応急処置をしておきましょう。
雨漏りがすぐに止まっても、気のせいではありません。
雨漏りは自然には治らず、放置しておけば時間と共に悪化します。
たとえ雨漏りでなくても、「天井から水が垂れてきた」と大家さんや管理会社に必ず伝えましょう。
アパートのオーナーならば、雨漏りの恐ろしさをよく知っています。
できるだけ早く対処してくれるはずです。
また、台風などの災害によって雨漏りが発生した場合は、ダンボールやブルーシートなどで応急処置をしましょう。
そうすれば、被害を最小限に食い止められます。
アパートで雨漏りが発生した場合にやってはいけない対応
アパートで雨漏りが発生した場合、やってはいけない対応は以下のとおりです。
・雨漏りを放っておく
・勝手に修理を呼ぶ
・自分で修理をする
アパートの持ち主はオーナーです。
経年劣化による雨漏りなどは、オーナーが責任を持って修理します。
しかし、入居者が勝手に修理をしたり自己流で修理をしたりすれば、その費用は補償してもらえません。
特に、自分で修理した場合は余計にアパートを傷つけたとして修理費を請求される場合もあるでしょう。
また、面倒くさいからと雨漏りを放置してもいけません。
入居者は経年劣化でアパートの設備やアパート自体が壊れたら、オーナーに連絡するように契約で定められています。
アパートで雨漏りが発生した場合の修繕費用は誰の負担?
アパートで雨漏りが発生した場合、原因によって修繕費用の負担者が変わります。
災害でアパートが破損した場合や経年劣化によってアパートが破損して雨漏りが発生した場合は、オーナーの負担で雨漏りの修理を行います。
雨漏りによって入居者に被害が出た場合、保険で保証されるケースもあるでしょう。
一方、入居者の管理不足や過失によって雨漏り(漏水)が発生した場合は、入居者の負担で雨漏り修理を行います。
この場合は、火災保険で賄えるケースもあるでしょう。
また、雨漏りを放置していた場合も修繕費を請求される可能性があります。
まとめ
アパートの雨漏りは経年劣化や災害が原因ならば、オーナーの負担で修繕してくれます。
一方、入居者の過失によって雨漏りが発生した場合は、入居者の負担で修繕をする場合もあります。
原因が分からない場合でも、雨漏りが発生しているようだと分かったら、すぐに大家さんや管理会社に連絡してください。
そうすれば、被害も最小限で済みます。
株式会社ティオでも雨漏りの修理を行っています。
ご相談だけでもどうかお気軽にご連絡ください。